線香等のお香は火をつける前と付けた後の煙になった時では香りに違いがあります。
火をつける前はいい香りだったのに火をつけた後では首をかしげ、こんな香りではなかったはずと思うことが良くあります。
以前にストーブの上に線香を置いた時いい香りがしたのをヒントに煙が出ない程度に加熱する香炉を作って見ました。
いい香りが良く出ます。
セメント抵抗をヒーターとして使用しました。
25W程度です。
セラミックスペーサーで浮かせて断熱します。
車用の為、電源は12V仕様です。
塩ビパイプの接続管を板にLアングルで取り付けヒーター部を板に付けガラスウールを断熱、絶縁用に敷き詰めます。
プラモデル等に使う塗料皿を上に置きます。
グラスウールで周りを囲って皿が塩ビ管に触れないようにします。
完成です。
この香炉は車載用なのでシガープラグとスイッチをつけました。
いい香りがします。
只、加熱が進むとやはり香りは変化してきます。
揮発成分の温度による揮発のしやすさの違いによるものと思われる。
煙は出ません。線香は段々変色してきます。
濃い茶色になってくると香りは出てこなくなります。
ヒーター代わりに使用しているセメント抵抗が断線したので交換することにしました。
中を開けてみるとベーク基板が熱で少し劣化していたので、アルミに替えました。
陶器製スペーサーから熱が伝わりベーク基板が炭化とまでは行かないがもろくなってきたようなので、放熱も兼ねてアルミ板に替えました。
配線も太くしました。
セメント抵抗は22Ω5Wを3個使い並列接続しています。
元々定格を超えて使っているのでそんなにもたないのは覚悟の上での使用です。
ただ抵抗は安いので壊れたら交換すればいいという考えです。