ライン直結結びは、ナイロンとナイロン(フロロ)やPEとPE及びナイロン道糸とリーダーを結ぶ場合の結び方を解説しています。
1.結びを締める時は水に濡らしたりつばをつけてゆっくり締める。
(これをやらないと摩擦熱で強度が低下する)
2.ラインの本線を持って80%ほど締めてから結び目を希望の位置に移動
させて、しっかりと100%締める。
お互いのラインを持って引っ張り、しっかり締める。
便利で速く結べる結び方です。いろいろな所で使われます。
片方のラインが短い(4m以下)場合、2本のラインを一緒に重ねてからエイトノットを行う方がやりやすいかもしれないが輪からラインを抜く必要が出てくる。
下記の結び方はラインが長い場合の結び方で、ラインを輪から抜く必要は有りません。
ラインが短い場合でも抜く必要がないので結びやすいと思います。
輪を作り1回ひねり、その輪の中に先端を通します。
ラインのゆるみ止めや、仕掛けのビーズ類のストッパーとして結びます。
結びコブを大きくしたい場合はもう1回ひねります。
3回8の字と呼びます。
ラインで8の字の輪を作ります。
もう一方のラインを輪の先端部側から逆にたどるようにして添わせ、2本のラインで8の字結びをした状態にします。
2本のラインを持ちゆっくりと引き締めます。
太さが大きく違うラインを結んだ場合は強度が低下します。
その場合は細いライン側を折り返しダブルラインとして結んでください。
簡単だけれども強度がある結び方です。
重ね合わせたリーダーとラインの真ん中をつまんで輪を作る。
輪を3回ひねる。
ひねって出来た輪の中に、リーダーの長い方とラインの短い方を、一緒にくぐらせる。
輪をくぐらせる必要があるのでリーダーは4m以下ぐらい。
両方を引き締めて余り糸をカット。
この時図のようにきれいになるように注意深くゆっくりと引き締めて下さい。
ラインにPEも使えるので釣り場での応急処置的な結びと、覚えておいた方がいいと思う。
釣り場でも簡単に結べ、強度もある結び方です。
ラインとライン、ラインとリーダー、リーダーとティペット、道糸とハリスなどあやゆる場面で使える結び方です。
片方のラインが短い(4m以下)場合、2本のラインを一緒に重ねてからトリプルサージャンスノットを行う方がやりやすいかもしれないが輪からラインを抜く必要が出てくる。
下記の結び方はラインが長い場合の結び方で、ラインを輪から抜く必要は有りません。
輪に1回通した場合は、サージャンスノット(片結び)と言います。ゆるみ止めや、仕掛けの結びなど多くの場面で使われます。
輪に2回通した場合は、ダブルサージャンスノット(固め結び)と言います。
輪に3回通した場合は、トリプルサージャンスノットと言います。ラインで輪に3回通した状態を作ります。
その輪の先端部からもう一方のラインを逆にたどるようにして添わせ、2本のラインでトリプルサージャンスノットをした状態にします。
2本のラインを持ちゆっくりと引き締めます。
輪を大きい状態にして添わせたほうがやりやすい。
添わせたらライン同士が同じ長さで重なるようにすること。
ラインの太さが違っても強度は低下しません。
簡単で強度のある結び方です。
ライン直結の基本的な結び方です。
長いライン同士でも簡単に結べます。
摩擦系結びの中では余り強い結びではありません。
相手側のラインに対しユニノットで5~6回巻き付ける。
軽く締め付ける、
反対側のラインでユニノットを5~6回巻き付ける。
軽く締め付ける。
ラインの本線同士をゆっくりと引き結び目同士をくっつける。 それぞれのラインの本線と余り糸を引きしっかりと締めこむ。
太いラインと細いラインを結ぶ場合は細いラインを折り返しダブルラインとしてなるべく同じぐらいの太さになるようにして結びます。
この電車結びは摩擦系結びではありますが、摩擦で止まっていると言うよりも結節であるユニノット同士がストッパーとなり止まっているわけです。
従って力が加わった時、ユニノットの余り糸側の一点に力が集中するのでそれほど強い結びにはならないわけです。
大物用結びには向きません。
結び目が小さく余り糸がガイドに引っかかりにくいと言う特長があります。
しかし安定した結びをするにはちょっと難しいところがあり、今ではあまり使われません。
ラインを相手側のラインに5~6回巻きつけて交差部にライン先端部を通す。
反対側もラインに5~6回巻きつけて交差部にライン先端部を先ほどとは反対側から通す。
巻き付けるとき交差部に指を入れておくと、先端部を通しやすい。
ラインの本線同士をゆっくりと引き、締めこむ。
力が加わった時、矢印の所がギロチン状態になり切れやすくなる。
もし切れた場合、簡単にほどけてしまう。
そこが弱点です。
結びコブは大きくなる。
糸の太さが大きく違うと結びづらく効果が低下する。
ラインを相手側のラインに5~6回巻き付ける。
ライン同士を交差させて反対側のラインも同様に5~6回巻き付ける。
それぞれのラインの本線と余り糸を持って同時に引き締める。
それぞれのラインの本線を持って引いて締めこむ。
名前のほどは強い結びではない。
太いラインと細いラインを結ぶための結び方です。
細いラインと太いショックリーダー、フライラインとパッキングライン。
太いラインの先端部を二つ折りにします。
最初は細いラインで、太いラインの本線だけを巻く。
太いラインの二つ折り部分と、細いラインの本線を一緒に7~8回巻き付け、細いラインの先端を太いラインの折り返しで出来た輪に通す。
細いラインの先端部を、ゆっくり引いて締める。
太いラインの本線と余り糸を一緒に持ち、細いラインの本線を引き、締めこむ。
力が加わった時に、矢印の部分がギロチン状態になる。
この時太いラインか細いラインが切れるかは分かりませんが、どちらにしても切れた場合は簡単にほどける。
ライン直結結びの強度テストでの結果、徹釣の知る限りの結びでは満足のゆく強度がある結びがありませんでした。
そこで新たな直結結びを考えることにして、強度テストの項でも述べましたが、ハリ結びの徹釣本結びを参考にした結びを考えようと思いました。
しかしながら徹釣本結びではハリが硬いので左手でハリとラインを掴み右手でラインをぐるぐるとハリに密巻出来ますが、直結結びではラインも張っておらず空中での作業なので密巻きすることは難しく釣り現場での作業なので編みつけ器等の機械類も使えないと考え、器具も使わずに結ぶ方法を考えようと思いました。
エイトノットが意外と、現在の所一番強い結びの部類なのでこのへんを参考にいろいろと試行錯誤をしてみようと思います。
釣りをしていて仕掛けを海に投げ込んだ後、バックラッシュなどでラインを切断することになった後、ラインを結び直す必要が出来る場面がたまにあります。
こんな時には素早くそれなりに強度がある結びが必要になります。
とにかく早く結べることを主眼に新しい結びを考えてみました。
写真ではリール側と先端側とラインを指定していますが、どちらでも構いません。
只、投げた時のガイドへの引っかかりを考えた時には写真通りの方がいいと思われる。
リール側と先端側のラインの端を合わせ、それを指に引っ掛けてエイトノットの形にします。
そして先端側のラインをくぐらせリール側のラインに沿わせて戻します。点線〇印部分のライン同士を引き最初のエイトノット部分を小さくする。
点線〇印の先端側ラインと合わせたラインの端同士を引き合います。
それぞれのラインを引き合い締めます。
最後に余り糸2本でリール側ラインを巻き込んで止め結びをします。
この結びは長いライン同士を素早く結べるノットです。
この変形エイトノットには写真の1番上のようなエイトノット状態から先端側のライン1本のみリール側に戻すやり方や、写真の状態からダブルラインで先端側のラインを合わせて止め結びをするやり方などがありますが、徹釣エイトノットのやり方が一番強度があります。
エイトノットより強度のある直結結びを試行錯誤しながら探していて、徹釣直結結びを考案するに至りましたので紹介します。
この結びは直結だけではなく力糸との結び、リーダーとの結び、渓流や鮎釣りの天井糸の結びにも応用できます。
割と単純な結び方ですが強度はあります。
先端側のラインに目印のエイトノットか止め結びをします。そしてエイトノットループを作ります。
そこに余り糸に沿ってリール側のラインを挿入し5回巻き付け、返しに5回巻き付け同様に沿わせて戻します。
点線〇1の部分を引いて軽くエイトノットを締める。
点線〇3の部分を矢印の方向に押しながら点線〇2を引きます。3段目の形。
リール側の余り糸で止め結びをエイトノットに近付け2回行い先端側の余り糸も合わせ2本で止め結びをします。
この時エイトノットに極力近付けて止め結びを行います。
止め結びの他にハーフヒッチやエイトノットも考えられますが、強度的には止め結びが最適です。
3段目の写真の形にするには、巻き付け部分を充分に濡らし先端側のラインとリール側のライン2本を引き合い締めこみ、先端側の余り糸も引きエイトノットループを締めこみます。
そして止め結びをする時もエイトノットに接触させて締めこむ事が肝心です。