2020年は北海道や東北等で冷水病が発生し鮎に被害が出ていました。
2020年の7月は曇りがちの日が多く、気温が上がらず、かといって雨も降らずに渇水気味になっておりました。
従って水温は上がらず、しかし日中はそれなりに水温が上がるので夜と昼の水温差が激しいように思いました。
初期には冷水病が発生しているようには見えなかったのですが、中期以降になると冷水病が発生しているようで川底に死んだ鮎が転がっていたり瀕死状態の鮎が流れてきたりしていました。
気候はそう簡単に変わらないので致し方ない事です。
只何らかの対応策はあると思いますが。
今年の川を見ていると淵や深トロが近くにあるところにいる鮎は元気がいいように見えました。
長い平瀬やチャラ瀬にいる鮎が冷水病に掛かっているように見えました。
これは水深のある場所は水温の変化が少なく鮎の逃げ場所になっているのではないでしょうか。
近年の川は平坦になり淵や深トロが少なくなり、平瀬やチャラ瀬が長く続く場所が多くなってきているように思います。
従って冷水病対策として川に穴を掘り淵になるようにしてはどうかと思います。
穴を掘っておくと雪解け水や大雨で増水した時、穴の上流側と下流川はけずられ、削った分の土や石は下流側に溜まります。
穴を掘った時の土や石は岸に積んでおくとこれも下流側に溜まります。
すると穴は淵となり上流と下流側に瀬が出現する事になると思います。
洪水対策としても有効になると思います。
平坦な川は流速が衰えず、加速するばかりとなり、川が狭まった場所で洪水を起こすことになります。
淵があると過流により流速は低下するので、淵が各所にあると流速は抑えられるので洪水も低減すると思われます。
何処かの川で穴を掘って実験してくれないかなと願っています。
鮎の為、釣り人の為、洪水対策の為に。
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