余人をもって代えがたし と言う言葉を時々耳にしますが、徹釣はあまり当てにならない言葉だと思っています。
会社や組織に於いて自分のお蔭で会社が回っているんだ、とか自分がいないと何にも出来ないとか、思っている人間が意外と多い。
又、周りや部下を信用せず任せられないと言って何でも一人でやろうとする人間も多い。
集団競技、例えば野球に於いてこのチームは俺でもっているんだとか思っていて味方がエラーをするとイライラして乱れ打たれるピッチャーがいたり、打率やホームランがトッププクラスでも自分が打って塁に出ても後続が打てなくて点が入らない時、急に不機嫌になったりする選手がいる。
こういうチームは勝てても優勝は出来ない。
余人をもって代えがたし と言われる人間がいたとしてもそれだけでは会社や組織は回らない。
大体、余人をもって代えがたし と言われるような人が居なくなっても多くの人がその会社や組織の存続を望むならば代わりの人間は必ず出現する。
もっとも一時的に停滞や後退はあるとは思うが必ず盛り返す状態になる。代わりの人間は必ず現れる。それが世の中だと思う。
だから、余人をもって代えがたし は余り当てにならない言葉だと思う。
業績や成績、記録は更新されるのが常であり必定であると思われる。
又、そうではなくては世の進歩はあり得ない。
近頃聞く余人をもって代えがたしは不祥事や失言をあった人を庇う為に周りの人間が言っているに過ぎない。
これを言っている人間は恩を受けた人間か、既得権益者か、おこぼれを得ている人間であろうと思われる。
本来は惜しまれながら引退する人間に対し余人をもって代えがたしと言われるのが望ましい事である。
コメントをお書きください