IOCはスポーツエンタメの元締め

オリンピックは本来アマチュアスポーツの祭典だった。

 

それが共産主義国の国威発揚の為、オリンピックを利用し選手の発掘、生活支援、練習環境整備、専属コーチ等々の全ての支援でメダルを取れば褒賞を与えるようになりました。

これをアマチュアと言えるのかという声が出てきました。

 

これに対抗し資本主義国ではスポンサーがついて支援を行うようになってきました。

 

アマチュアとプロの境目が無くなって来ました。

多くの国ではメダルに対し高額な報奨金がでるようになってきました。

 

日本は最後までアマチュア精神をうたいプロ化が遅れました。

 

選手のプロ化に従いIOCはスポーツエンタメのプロダクションと化しています。

主な収入源は放映権料、スポンサー料等です。

従ってオリンピックが開催されれば無観客でもお金はIOCに入ります。

 

開催国、開催都市はさしづめ劇場主と言ったところか。

IOCに大きくてきれいな劇場を作らなければオリンピックを開催出来ないよと言われてオリンピック後の事をあんまり考えずに作ると後で大変なことになる。

劇場主の収入は観客の入り次第なので無観客や半数では大大赤字です。

IOCは助けてくれません。

 

スポーツエンタメのプロダクションと言えばサッカーのFIFAが有名ですがIOCはスポーツ全般の総合プロダクションです。

 

マイナーなスポーツでもオリンピックともなれば世界一を決める為の競技会を観客を入れて開催出来ます。

単独での世界大会を開くのは難しい種目もやれます。

これがオリンピックのいい所とも言えますが、開催年ごとに種目が増え規模が大きくなります。

これに対応できる国が少なくなってきています。

 

スポーツも時代と共に自然淘汰されるべきと思うがオリンピックが自然淘汰を妨げているとも言える面がある。

 

オリンピックも変換点に差し掛かっていると思われる。