車をエスティマからハイエースに乗り換える事にしました。
ハイエースもエスティマと同じ様に車中泊が出来るようにします。
但しキャンピングの為の車中泊では無くて、あくまで釣りの為の車中泊とします。
従って釣り道具をたくさん積めて取り出しやすい事が条件です。
基本的な設計思想は変わらないので、エスティマで使っていたものをそのまま流用する予定です。
ただ違いはエスティマの場合は組み立て式であったものが、ハイエースでは固定式として常設型とします。
又、防振、防音、断熱、処理を行いいわゆるデッドニングを行います。
その他色々な改装を行います。
この冬の間にやり終え雪解けころにそれに乗って釣りに行きたいなと考えています。
かなり待たされましたが、やっと車が手元に届きました。
当初の予定より3か月の遅れです。
この車は元、100系ハイエース、3.0ディーゼルターボ、4WD、
4AT、10人乗りワゴン、標準ボディ(ナローボディ)でした。
100系なのに走行距離が少なく、おそらく旅館、ホテル、病院、施設、会社などの送迎用に使用され、それもサブ的な使われ方をしていたんではないかと想像させる不思議な車です。
この車の欠点はエンジン音がうるさい、走行時の振動、空気、雨などの当たる音が車内に響きうるさい、運転席、助手席が下のエンジンからの熱が伝わり暑い、車内空間が広いので冷暖房の効きが悪い、アイドリングアップ機能が付いてるけどディーゼルなのでアイドリング時の後部座席が温まりづらい、などです。
今後これらの欠点を解消すべく改装してまいります。
廃車になるまで乗るつもりでいるので、遠慮なく鉄板ビスを打ち様々な物を取り付けようと思います。
おそらくこの車が廃車になるまでに運転手の方が廃者になるんではないだろうか。
LED車内灯をサードシートだった横のアシストグリップを取り外し、そこに取り付けました。
サイドドアの開閉に連動して点灯も出来ます。 配線は仮です。
元々付いていた車内灯はそのまま使いLED球に交換します。
底板部分をすべて剥がしました。
スライド式座席用レールの為のフレームが付いていました。
溶接部分も有り分解が簡単ではありません。
そのため当初考えていた断熱方式より15mm程厚くなりますが、このままこれを利用する事にしました。
剛性も高くなると思いますのでいじらない事にしました。
サイドボディに制振シートを貼りました。
スピーカーの後ろには大き目のシートを貼りました。
この車でエンジンを停止した状態で音楽を掛けるとドア、窓を閉め切っていても外に結構音が漏れます。
逆に考えれば外の音や走行時の音、前後左右の車の音、対向車の音が車内に飛び込んでくることになります。
デッドニングの効果は音の大きさが変わるかである程度判ると思います。
この作業を両サイドに行い、後部座席の右側、リアゲート、スライドドア部分にも実施しました。
熱の伝わり方には3つあります。
1.熱伝導
2.対流
3.ふく射
1.熱伝導は物質の中を熱が直接伝わる現象でアルミは熱伝導率が高い物質です。空気は熱伝導率が低い方です。
2.対流は気体や液体が温度が高くなると軽くなることから、温度差がある時移動に依り熱が伝わる現象です。これを少なくするためには体積を小さくして更に温度差を無くす必要があります。
3.ふく射は熱を持った物質が赤外線を発しそれにより熱を伝える事です。
断熱材にアルミシートを貼った物を使うのはアルミで輻射熱の赤外線を反射させる為と、局所的に温度が上がってもアルミの高熱伝導率により速やかに熱を拡散し、全体の温度が上がらないようにするためです。
太陽熱により熱くなった車のボディの熱を断熱材で遮断し、熱くなったボディが発する赤外線をアルミで反射し、それでも熱くなった場合、アルミで熱を速やかに拡散し一部だけが熱くならないようにしようとする思想から使っています。
冷暖房の効きを良くするために透明カーテンを設置しました。
夏や冬には効果を発揮してくれるでしょう。
フロントガラスとリアガラスは問題無いのですが、サイドのガラスにはうろこがこびりついているので浴室用のうろこ取りでは歯が立たないのでこれを購入しました。
これでも1回では取れず、2回目でやっと薄くなりましたが3回目もやる必要があります。まだ量は残っています。
車用遮光カーテンではガラス部分より入り込む冷気を防ぐことが出来ないことが判ったのでカーテンを替えました。 住宅用カーテンの中から断熱、防音、1級遮光、をうたっている製品で110cm丈の物を選びました。
前も同じものを設置。
ヘッドライトをLEDに交換しました。
フォグランプはLEDに交換していません。
電装品としてはカーナビ(テレビ、ラジオ,CD付き)、バックモニター、ドライブレコーダー(2カメラ)、キーレスエントリー、です。
エンジンスターター、スライドドアクローザーは通勤や仕事に使っていない車なので必要性は感じていませんので付けていません。
この中でバックモニターが長い車なので一番重宝しています。
しかし風切り音対策をした結果、静かにはなったのですがエンジン音やロードノイズによりドアの内装樹脂パネルからの共振する音が気になりだしたのでこれの対策を行なおうと思います。
この車はワゴンタイプですが元々商用車がベースなのでドアと車体の間のクリアランスは乗用車に比べ広いです。
従って風邪切り音も大きいと思いますので全ての隙間をウエザーストリップ用テープを貼り埋めます。
エアーマットには手動ポンプが内蔵されているのですが、このエアーポンプを使っています。
エアーマットの排出弁側から空気を入れています。
弁を閉じる時一瞬空気が抜けるので手動ポンプで追加注入します。
このポンプはゴムボート用に使っていたものです。DC12V仕様。
続きはハイエースでの車中泊2で。