4本イカリや3本イカリを使っていると、いつも針先が甘くなる掛け針が決まっています。
それは常に一番下を向いていて石、岩などをこすっている針が決まってしまう為だと思います。
そしてその針は鮎を掛ける針でもあります。その他の針は口掛かりや腹掛かりの時に掛かるだけで背掛かりの時には一番先に甘くなる針が刺さります。
従って甘くなった針が一つでもあれば即、針交換する必要があります。
以前スピナープロサカサが販売されていたころは満遍なく針先が甘くなるので掛け針の交換を延ばすことができました。
そのため必ずこれを使っていました。
販売が中止になったのは掛け針の売れ行きが低下するからであろうと思っています。
そこで仕方なく普通の逆針を使っていましたが、やはり先に甘くなる針は決まっています。
スピナーサカサを作ろうと思いましたが無理でした。
何年かしてあることで代わりになるであろう方法を思いつきました。
それが徹釣フックです。
それはいつも使っているサカサ針の針部分をカットし、PE1号を根巻糸で取り付けたものです。
PE部分は15mm。
PEを通常の逆針のフックに巻き付けて使用します。掛け針はこのフックに付けます。
PEを8の字結びしてライターで焼きこぶをすぐ近くに作ります。
反対側も焼きこぶを作りフックに根巻糸で取り付けます。実際は巻き付けた後針先をカットします。瞬間接着剤で固定。
2024年はいつも行っている川の鮎の絶対数が少なく通常のフックと比べ比較検討することができませんでした。
結構釣れる状態であれば先に今まで通りの仕掛けで釣り、途中から徹釣フックに切り替えて比較検討できるのですが、今年はそれができませんでした。
従って針先が甘くなるのが特定の針先かどうかだけではなく、鮎のかかりやすさ、かかる部位、根掛かりの頻度、などのデータが採れませんでした。
来年以降の課題です。