タラノメを採取する時、高い木の頂部の1番芽を簡単に採る為に開発したものがタラノメキャッチャーです。
今までは少し高い木に対してはフックを掛け引き寄せて採っていましたが、引き寄せも出来ないような太く、高い木は諦めていました。
それがタラノメキャッチャーの開発により、木を傷めることなく採取できるようになりました。
その為、多くの人が諦めるようなものも採取できるようになりました。
タラノメキャッチャーはアルミ伸縮ポールの先端に取り付け使います。
木を引き寄せるフック(右側)とタラノメを挟んでひねってもぎ取るキャッチャー(左側)とで構成されています。
タラノメを挟む部分は蝶番と圧縮ばねを用いてテンションが掛かる様にしています。
ワイヤーを引くことによりタラノメを挟んだ状態のままひねれるようになっています。
引っ張りバネにより挟む部分が常に水平になるような構造になっています。
ワイヤーを引いた状態です。
このひねりによりタラノメは木から離れます。
タラノメに見立てた缶は落下しません。
実際に使ってみるとうまく採れるのですが問題点も多く見つかりました。
それはワイヤーが草や他の雑木などに絡んでそれを解消するために時間がかかるのが欠点です。
場所を移動するときにワイヤーをポールに巻き付けたり巻き取ったりしないと草や雑木に絡むので、この作業が面倒臭い。
ワイヤーを使ったやり方は止めなければなりません。
新型を考案し製作してみました。
一番左に見える金具をタラの芽の根元にあて、その右に見える金具をタラの芽の木にあて伸縮ポールをあおったりひねったりしてタラの芽を折って袋に落下させる構造です。
上から見た図。
横から見た図。
左上の金具をタラの芽の根元にあて、その下の金具をタラの芽の木にあてます。
横正面から見た図。
フック部分。
使用状態における全体図。
使用してみたのですがまだ改善の余地があります。
ワイヤーをなくしたので持ち運び等において煩わしいことはなくなりました。
ポールの伸縮も問題ありません。
タラの芽を採るときに失敗もあるのでそこが改善点です。
来年に向けて考えてみます。
去年使ってみたところタラの芽の根元にあてる金具が平らなのでタラの芽がなかなか折れずらいと判明しましたので、Lアングルを取り付けてみました。
去年よりは良くなりましたがまだまだです。
タラの芽の根元に当たる部分のLアングルにヤスリ掛けをして鋭くしました。
包丁ほどには鋭くしませんが。
これでだいぶタラの芽が折れやすくなりました。
今まで使っていたネットではタラの芽が見えづらいことがあったので、目の粗いネットに交換しました。
ただ底部分は今までのネットを使い四角くしました。
四角の状態を保つために底部分にステンレス鋼線で四角い枠を作り固定しました。
カッター側から見た図。
使用状態での見た図。
これで大分使い勝手が良くなりましたが、たまに袋に入らないことがあり改善の余地があります。
タラの芽の根元を押して切った時に勢い余って袋の外に飛び出ないように、タラの芽の上部分を押して袋の中に入るように背もたれに当たる部分の金具を追加しました。
これで確実に袋に入るようになりました。
今のところこれで満足しています。