木製の折り畳み式竿受け台を使ってみて、この竿受け台は有用だと感じました。
しかし木製なので少々かさばる感じがあるのでもっとコンパクトになり、使わない時には小さく折りたためるようにと考え2台目を作ることにしました。
材質はアルミニュームでネジ、金具類はステンレス製とします。
竿受け部の芯ー芯は
200mm。
接地部の芯ー芯は
400mm。
使用時の高さは
700mm。
幅は330mm。
折り畳み時の厚さは極力薄くなるように、ネジ類の突起部は片側に集中するようにします。
主材料には角パイプを使い、角パイプと角パイプの結合には10mm×10mmのアルミ角棒を角パイプの中に入れネジで固定します。
このように角パイプの中に入れM3皿ねじで固定します。
これは端に角棒を入れてますが通常は中央に入れています。
これはバケツを載せる部分の加工した材料です。
15×15の角パイプを使い、1本だけ20×20の角パイプです。
組み立てるとこうなります。
端に20mm角を使うことにより段差を付けバケツのストッパーとします。
足部分を組み立てました。
ステンバネ蝶番#1727-25を使いストッパーを取り付けました。
足を展開すると自動的にストッパーが掛かりこれ以上開くことはありません。
閉じると上の写真の様にバネの力でぴったりと収まります。
足がクロスする部分の接合はこのような方法で行っています。
竿尻を引っ掛ける部分を製作しました。
Uボルトを切断し取付け、手で回せるようにしてあります。
壊れた三脚の部品を使い竿立ても取り付けました。
ハンガーを製作しました。
これに針はずしを取り付けて使用したり、餌箱を掛けて使用できます。
竿受け部を製作しました。
中央の位置は固定ですが、左右のは展開して間隔を広げることが出来ます。
また、3個の竿受け部の間隔に合わせて角度も変えられるようにしてあります。
両サイドに足を取り付けました。
この接合部分は固定です。
竿受け部にスポンジゴムを貼り付けました。
竿受け部を展開するとこのようになります。
竿引っ掛け部に足を取り付けました。
竿受け引っ掛け部はそれ自体が回転でき3個同時に前後に回転できるようにしてあります。それは手では動かせ振動では動かないようになっています。
収縮チューブを被せました。
その下にハンガーを収納しました。これに餌箱を掛けられます。
このハンガーの下に針はずしを収納してあります。
その下のLアングルにフックを5個取り付けました。
右側に餌付け器を取り付けるためのアームを取り付けました。
反対側には竿立て用のハンガーを収納しました。壊れた三脚から流用しました。
竿受け部および竿引っ掛け部を伸縮させて固定させるためのストッパーを取り付けてあります。
バネで常にストッパーを利かせており、下側を押さえるとストッパーが外れるようになっています。
ストッパーのピンに細工がしてあり竿受け部などを上に引き上げる時はストッパーが効かないようになっています。
ストッパーです。
M4ステンレスビスを削って加工してあります。
以上で製作は一応完了です。
厚さ: 30mm
長さ: 740mm
幅: 330mm(突起部含360mm)
立てるとこのようになり、左側には全く突起部が無い作りになっています。
足を開くとこのようになります。
この状態でも使うことが出来ます。
足を開いた時に自動的にストッパーが掛かり、固定されます。
竿受け部と竿引っ掛け部を最上部まで引き上げた時の形です。
バケツを載せる部分のバケツ載せ台を展開するとこのような形になります。
ここにバケツを載せ、水を入れて置くと安定度が増します。
竿引っ掛け部を竿の角度に合わせて調整します。
竿受け部を左右に展開すると竿間の水平での角度を開くことが出来ます。
ハンガーを引き出し、針はずしを引き出すとこんな形になります。
針はずしを引き出さずハンガーだけを使うことも出来ます。
タオル掛けや餌箱を掛けて使います。
竿掛け部を展開するとこのようになります。
これは壊れた三脚の部品を流用しました。
フックを5個取り付けました。
こませ粉砕機、コマセ入れ、コマセ撒き、魚ハサミ、針はずし、などを掛けます。
餌付け器取付けアームを上に回転し喋ネジで固定し、餌付け器を差し込むとこのようになります。
本体の幅300mmに突起部30mm分が多いのはこのアーム部分です。
竿掛け部分より高い部分に設置され、一番右の竿の角度より右に開いた角度で設置されるようにしてあります。
これにより餌付け時に置いてある一番右の竿と絡みづらくなります。
竿引っ掛け部を写真の様に転回し、スポンジゴムを貼り付けると投げ釣り専用に使えます。
また垂らし釣り時の竿掛けにも重宝します。
スポンジゴムは竿を痛めない為には必要です。
このように下げた状態でも使用できます。
50mmピッチで4段階に位置調整できます。
竿受け部は30mmピッチで位置調整できます。
このように使用状態からそのまま折りたためます。
使用状態での完成形です。