北の大地のエキスパート”恐怪鳥@髭男爵”考案の根掛かり防止スパイダーの製作方法を徹釣がオリジナルで考え作ってみました。
徹釣はパイプを探すのが面倒なので簡単に穴加工無しで出来る半田付けで製作する方法を考えました。
半田にも鉛が使われておりますが、スパイダーも喪失すればオモリも喪失することになるので、半田付けすることは問題ないと考えます。
ホームセンターでツーバイフォー材の60cmほどの端材を50円で買ってきました。
それを9cmほどにカットし、真ん中にΦ6mmの穴を空け、60度間隔で放射状に溝を鋸で掘りました。
カーボンシートを用意して半分ほどまでスリットを入れます。
カーボンシートは手元にあったので使いましたが、要は半田付け温度に対する耐熱性と半田に付かない材質であれば何でも構いません。
耐久性には劣りますが、厚紙でも結構です。(紙ヤスリ可)
カーボンシートを納めるくぼみを掘ります。
スリットの方向に注意。(赤印)
60度の真ん中にスリットが来るように。
50cmのステンレスバネ硬線を5cm1本と15cm3本に切断します。
5cmの硬線を写真のように成形して、15cmの硬線の中心にしるしを付けておきます。
成形した5cmの硬線にスナップサルカンを通します。
それをカーボンシートのスリットに通します。
スナップサルカンが顔を出すようにセット。
スナップサルカンを穴に通し、カーボンシートをセットします。
15cmの硬線を3本セットします。
成形した5cm硬線の輪の中を15cmの硬線を横からスライドさせ通し、しるしをつけた硬線の中心が木の治具のセンターに来るようにします。
ステンレス用フラックスを塗りステンレス用半田を半田付けします。
写真は冷めた後カーボンシートを外した状態。
半田付け部分の拡大。
15cmの硬線の先端部分が鋭くなっているので、危険防止の為ホットボンドでコーティングします。
溶けたホットボンドを硬線先端部に巻きつけます。
コーティング状態。
完成です。
この製作方法は硬線の太さを選びません。
この製作方法は簡単です。
一度治具を作ってしまえば量産は楽です。
スポット溶接機があればもっと簡単です。
同じ治具で各種太さの硬線を使って製作できます。
根掛かり防止スパイダーをこれからの釣行にそなえて少し作ってみました。
まとめておくのにリングにサルカンを通しました。
8セットあります。
Φ0.8とΦ1.0の2種類あります。
耳に実際つけると痛いかも。
イヤリング状では持ち運び及び取り出しに不便なところが有るので、専用ホルダーを作ることにしました。
ステンレス硬線Φ1.2mm25cm2本で写真のような形状の物を製作しました。
リング部分はΦ1.0mmです。
これを#26Φ0.45mmのステンレス線で縛りました。
縛った部分を半田付けし4本の平行棒状態にします。
平行な四角の空間に根掛かり防止スパイダーを差し込みます。
リングをフックに引っ掛けスパイダーが飛び出さないようにします。
このホルダーにより持ち運びや取出しが楽になります。
この根掛かり防止スパイダーで実釣経験はありません。
実釣でのコメントは後日。