磯から投げ釣りをしていて魚が掛かって巻いてくる途中、高根に引っかかることが良くあります。
それほどの大物でなければ抜けてきますが、大物であればあるほど魚が浮かず根がかりしやすくなります。
高速で巻けば仕掛け、魚が浮きやすくなりますが、相手が大物であればそれもかないません。
高根の沖側は通常駆け上がりになっており、魚が溜まりやすく大物も潜んでいます。だから根がかり覚悟でねらうポイントです。
仕掛けを浮きやすくする物としてジェット天秤がありますが、これは仕掛けが限られるので使えません。
小判型オモリやスパイクオモリは浮き易いのですが、元々砂地の海底での仕掛けの安定の為に考えられたもので仕掛けの浮き上がり効果は中途半端です。
そこで浮き上がりし易くするために、オモリに翼をつけることにしました。
翼の形状にはどれが適しているかを考えた時、浮かんだのがステルス戦闘機 F-117A ナイトホークです。
水平尾翼が無い三角翼です。 参考にしました。
オモリを引いた時、早く浮くことは当然ですが投げた時に飛距離が極端に落ちては意味有りません。
そこが大事な点です。
ステルス戦闘機
F-117A ナイトホーク
それでは製作方法を紹介しましょう。
厚紙で型を作ります。
t1硬質塩ビ板に型を写します。
金切挟みで切り取ります。
切り取る前にΦ2.6のドリルで穴2箇所と股の部分に穴をあけておくと良いでしょう。
小田原型オモリに硬質塩ビ板で穴位置を罫書きΦ1.0のドリルで下穴を5mmぐらいあけます。
タッピングビス ユニクロ 2.6×8mm を用意します。
ビスをねじ込みます。
翼がステルス(透明)です。(◎´∀`)ノ
翼が逆に付いている様に見えますが、コレデイィ~~ンデス。
空中と水中では抵抗力が大幅に違うのでこの方がいいのです。
このオモリは今まで使っていたオモリから変えるだけでいいので、仕掛けの変更などを全くしなくてすみます。
浮き上がりは非常に早いです。
重心が翼の下に完全にありますので状態は安定しています。
飛距離はそれほど低下しません。
コマセネット仕掛けやゴロ仕掛けでは飛距離の低下は感じられないと思います。
このオモリはかなり有効だと思います。
是非作って使って見てください。
根がかり防止器クロスリングやスターリングと相性は良いです。
これで岩礁帯やゴロタ場での釣りは万全です。
根がかりが怖くなくなります。
寸法図。