近頃の超高輝度LEDは輝度が高くなっただけではなく、VF(順方向降下電圧)が小さくなってきています。
従って今までリチウム電池を2本直列で使用しなければならなかった色のLEDも1本で充分実用になる明るさが得られるようになりました。
そこでこの新しい超高輝度LEDを使ったTOPライトを作ることにしました。
製作方法は TOPライト も参考にして見て下さい。
LEDにコネクター用端子LLF-01T-P1.3Eを切断し半田付けします。
コネクター部分に収縮チューブを2重にかぶせます。
2重にするのは絶縁とコネクターのセンターを維持するためです。
外径5mmの銅パイプ5mmを半田付けします。
パイプの内側に半田付けします。
半田がパイプの外側に付いた場合は削り取ります。
外径6mmのアルミパイプ30mmにΦ5の穴を座繰りします。
銅パイプとLEDの間にホットボンドを充填し、LEDを押し込みます。
はみ出たホットボンドを綺麗に取り除きます。
赤色LED(Red)
45000mcd at 60mA
Vf=2.0-2.6V
中心が黄色に映っていますが目視では赤です。
赤色のキャップをかぶせ瞬間接着剤で接着しました。
光が拡散しています。
これで横からでも視認できます。
黄色LED(Yeiiow)
45000mcd at 60mA
Vf=2.0-2.6V
黄色のキャップをかぶせた状態。
橙色LED(Orange)
20000mcd at 20mA
Vf=1.8-2.6V
黄色のキャップをかぶせた状態。
青色LED(Blue)
8400mcd at 20mA
Vf=2.9-3.6V
青色のキャップをかぶせた状態。
水色LED(Ice Blue)
12000mcd at 20mA
Vf=2.9-3.6V
緑色のキャップをかぶせた状態。
緑色LED(Pure Green)
18000mcd at 20mA
Vf=2.9-3.6V
緑色のキャップをかぶせた状態。
桃色LED(Pink)
4200mcd at 20mA
Vf=2.9-3.6V
白色LED(White)
25000mcd at 20mA
Vf=2.9-3.6V
白色のキャップをかぶせた状態。
TOPライトを鈴にミシン糸で縛り、瞬間接着剤で固定します。
飛び出し防止のゴムチューブを取り付け、万が一の場合の落下防止に輪ゴムを取り付けます。 輪ゴムを竿にちちわで結びます。
これが完成形です。
夜間の釣りでは大体3本の竿を出します。
竿によって仕掛けを違えたり、遠近短と投げる距離を違えたりすることがあります。
通常は三脚に置く竿の位置でその違いを記憶します。
しかしラインがクロスしたりしてその位置が違ってしまったりして記憶があいまいになることがあります。
そこでTOPライトの色を変えることにより、色で覚えることにより混乱を防ぐことが出来ると思います。
また、離れた場所から穂先を見ているとき、あたりがあって穂先が振れた時にTOPライトの色が違うことにより当たり竿が解りやすくなります。
このような利点がありますが、それよりもなにより8色もありカラフルで楽しいと思います。
竿が3本なので3色あれば済みますがその時の気分により8色から選ぶことができるので選ぶ楽しさが得られます。
Vfの違いにより青、水色、緑、ピンク、白が早く暗くなりますが、その電池は赤、黄、オレンジにはまだ充分に使えます。
したがって新品の電池は青、水色、緑、ピンク、白に使い、暗くなったらその電池を赤、黄、オレンジに使えばいいことになります。
特に赤は超高輝度なので電池の容量最後まで充分に使用できます。