徹釣が何時も行っている鮎の絞め方及びその後の持ち帰り方を紹介します。
釣り道具とは違いますが、他に適当なページが無いのでここに載せます。
綺麗な水を用意します。
これは公園の水道水。
名水百選に選ばれるような湧水であればベターです。
お金のある人はコンビニ等でミネラルウォーターを購入すればいいでしょう。
鮎に最後の死に水として美味しい水を飲ませてあげる為です。決して川の水を使ってはいけません。
クーラーに適量、水を入れます。
保冷剤がまだ冷たければ入れて水を冷やします。
カット氷を用意します。
氷を入れ、よくかき混ぜます。
充分に冷えたことを確認します。
ここに、おとり缶から生きた鮎を1匹づつ取り出し入れます。
水が充分に冷えていれば鮎は暴れず、静かに苦しまずに天国に旅立ちます。
ゆっくりと間隔を取って1匹づつ投入します。
そして時々かき混ぜます、
鮎を投入することで水温が上がってしまうので、水温が上がらないように注意する必要があります。
鮎は冷たい水を飲み、体全体が冷やされるので鮮度が保てます。
実際に鮎は水を飲む訳では有りませんが、鮎は呼吸の為えらに水を送り込むため血液が冷やされ体全体が冷やされるのです。
発泡スチロールをかぶせます。
車で搬送する時、水面が波立ったり揺れたりすると鮎同士がぶつかったり氷とぶつかったりクーラーの壁とぶつかったりする可能性があるので、水面が動かないようにする為に発泡スチロールをかぶせるのです。
水、氷、鮎の比重はそれほど違わないので水面が動かない限り鮎は動かないと思います。
水が動かないことは鮎が傷まないことにつながります。
発泡スチロールの片面は平面になっているので、この面を水に接触させます。
大きさはクーラーの内側にぴったりはまるようにします。
こうすると水は動きようがなくなります。
帰った時クーラーの中の氷はだいぶ解けていますが、その分、水は冷やされているので鮎の鮮度は保たれています。
鮎は死後硬直状態でぴんぴんです。
水を切り冷蔵あるいは冷凍します。
一番いい方法はおとり缶を川に漬けて置き、氷、水を得てクーラーに入れ川に戻り川岸でおとり缶から鮎をクーラーに投入することです。
場所や時間の制約があるので中々難しいが出来れば行いたい方法です。
鮮度のことを言えば生かして持ち帰れば一番いい良いように思えるが、おとり缶に多くの鮎を入れて持ち帰ると必ず何匹かは死にます。
死なないまでも多くの鮎にはストレスが掛かりダメージを受けています。
そんな鮎が美味しいわけが有りません。
食べるために持ち帰るのでしたら現地で鮎を絞めるべきです。
この 「徹釣流鮎の絞め方・搬送方法」を行えば,鮎にストレスを与えず絞めることが出来それと同時に急冷することにより抜群に鮮度は保持され、美味しく鮎をいただけます。
皆様も是非お試し下さい。
大事な事を書き忘れたので追加します。
それは水に氷を入れかき混ぜる時、塩を一掴み入れることです。
理由は真水よりも鮎の身の方が塩分濃度が高いため、鮎の死後浸透圧により鮎の身が水っぽくなるのを防ぐ為です。
つまり鮎の身より氷水の方の塩分濃度を濃くして、浸透圧で鮎の身が水っぽくなるのを防ぐのです。
ただ海水ほど濃くする必要は有りません。